(2019/12/8追記) 本記事よりも良い方法が見つかったので、別記事にまとめました。
以前の記事で、wpa_supplicantを使ってUbuntuをアクセスポイントにする方法を書いたが、wpa_supplicantは端末としてアクセスポイントへ接続するために普通は使うらしく(知らなかった)、アクセスポイント化にはhostapdを使う方が一般的のようだ。
というわけで、Ubuntu18.04上にhostapdを使ったWiFiアクセスポイントの設定を試みた。 hostapd はwpa_supplicantの役割と本質的な差は無く、DHCPサーバやNATの設定はhostapdを使う場合でも必要だと判った。 とはいえ、SSIDを非公開(ステルス)にするとか、 hostapdの方が設定できる項目が多い。
インストール
とりあえずはバイナリ関係のインストール。
$ sudo apt-get install hostapd
systemd関連のオマジナイ。
$ sudo systemctl unmask hostapd
$ sudo systemctl enable hostapd
設定
設定ファイルの場所を/etc/default/hostapdに指定する。
/etc/default/hostapd
DAEMON_CONF="/etc/hostapd/hostapd.conf"
hostapd.confに設定内容を書く。
/etc/hostapd/hostapd.conf
interface=wlp2s0
hw_mode=g
channel=10
auth_algs=1 # 1=wpa, 2=wep, 3=both
wpa=2 # WPA2 only
wpa_key_mgmt=WPA-PSK
rsn_pairwise=CCMP
ssid=SSID
wpa_passphrase=passphrase
あとは、以前の記事で行った以下3つの設定がされていればOK。
- WiFiアダプタのIPアドレス設定
- DHCPサーバの起動
- NATの設定
hostapdを再起動。
$ sudo systemctl restart hostapd
SSIDを非公開にする
/etc/hostapd/hostapd.confに以下を追加
ignore_broadcast_ssid=1
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